(熊本日日新聞より)
水俣市長崎に民間事業者が計画する産業廃棄物最終処分場問題で、同市と市民団体などでつくる「産廃阻止! 水俣市民会議」は二十五日、初めての市民総決起大会を開いた。市民千二百人が参加して「建設反対」を決議。大会後は市内をパレードして処分場建設反対を訴えた。
水俣市は「水俣病」という負の遺産から立ち直るために、
「環境モデル都市」となることを目指し、
日本でも最も厳しいといわれるゴミの分別をはじめとして、
市民一体となって地域の環境の再生に取り組んでいるわけです。
その地域に対して環境破壊の源となる産廃処分場を建設するとは、
これはもう嫌がらせ以外に考えられません。
この事業者は、(株)IWD東亜熊本という産廃処理業者なのですが、
たまたま水俣の山奥に容易に買収できる土地があったという理由だけで、
環境再生に取り組む人たちの心を踏みにじる行動をとろうとしているわけです。
海の公害からようやく立ち直ろうとしているのに、
今度は山から新たな公害を武器に攻め立てようとするとは、
きっとこの処理業者には、いつの日か天罰が下ることでしょう。
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